Denpatures(仮称)- 2


メールを書く

 さて、これで一通りの設定はおしまいです。今は下のようなウィンドウが開いているはずです。これが電八の画面。
 電八はフォルダ単位でメールを整理することができ、インストール時には3つのフォルダがあらかじめ用意されます。
 “Out.fld”というウィンドウには送信したメールが、“In.fld”には受信したメールが表示されますが、今のところまだ1通も送っていなければ受け取ってもいないので、当然ながらどちらも空になっています。
 ちなみに“Trash.can”は捨てたメールが入る「ごみ箱」です。

電八の画面

 では早速メールを出してみましょう。え、出す相手がいない? まあまあそう焦らないで。最初は自分自身に出してみましょう。そんなことできるの? もちろんです。自分が書いたメールが自分に届くだけの話。それにこうすれば送信と受信の両方をチェックできますし、誰にも迷惑をかけません。

 メールを書くには、メニューより「メール(M)」−「新規作成(W)」を選択します。

メール新規作成メニュー

 すると下図のような新たなウィンドウが開きます。これはAliasというアドレス管理プログラム、つまりは住所録のようなものです。詳しくは後ほど解説しますので、ここではそのまま“OK”をクリックします。

Alias

 開いたのはメモ帳です。これがメールの中身になります。
 上には“From:”“To:”などと書かれた「ヘッダ」と呼ばれる行が、文末には署名があります。これは電八があらかじめ用意してくれます。もちろん変更可能ですが、それも詳細はまた後で。

 まずはヘッダ行から書きましょう。ヘッダには宛先やメールの題名などを書きます。
 その前にヘッダの解説を。

●From:
メールの差出人、つまりあなたの名前とメールアドレスが入ります。
これは電八が自動で入れてくれるので、変更せずそのままにします。変更すると「差出人が設定と違う」と電八に文句を言われてメールが出せなくなります。
●To:
メールの送り先を記入します。
同じ内容で複数の相手に送る場合はメールアドレスをカンマで区切ります。

例:
To: nebutan@nebutan.ne.jp
To: Daisuke Nebuya <nebutan@nebutan.ne.jp>
To: nebutan@nebutan.ne.jp, dnebuya@nebutan.com
●Cc:
同じ内容のメールをここで指定した相手に送信します。いわゆる「カーボンコピー」と呼ばれる機能です。
“To:”ヘッダに複数の相手を記入するのとほとんど変わりませんが、カーボンコピーは相手が「主立った送り先でない」ことを示す、というニュアンスがあります。
●Bcc:
機能はカーボンコピーと同じですが、ここに記入した送り先名は相手から見えなくなります
●Subject:
メールの題名です。

 “Cc:”“Bcc:”“Subject:”は必要ない場合省略できます。
 各ヘッダの項目名にあるコロン“:”の後には半角スペースが1つ必要です。

 正:To: nebutan@nebutan.ne.jp
 誤:To:nebutan@nebutan.ne.jp

 ここでは送り先、つまり“To:”ヘッダに自分のメールアドレスを書きます。
 “Cc:”と“Bcc:”はいらないので省略。
 “Subject:”はテストですから省略してもいいのですが、不粋なので(?)とりあえず「こんにちは」と書くことにします。

 ヘッダと本文を区切る“--------”の下は本文です。何を書いてもかまいませんが、半角カタカナは使えませんのでご注意。ちなみに電八がつける署名は書き直したり消したりしてかまいません。

 で、書き上がったのがこれ。

メモ帳

書き終わったら出す

 書き終わりましたら、文書を保存してメモ帳を終了してください。
 終了すると、問題がなければ以下のようなダイアログが表示されます。
 宛先の指定がおかしかったり、半角カタカナを使っていたりするとエラーが表示されてメモ帳に戻ります。該当箇所を修正し、再度文書を保存してメモ帳を終了してください。

送信確認ダイアログ

 宛先を確認し、問題がなければ「送信(S)」ボタンをクリックしてください。
 ネットに接続していない場合は電八が自動でダイヤルして接続します。


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